私の1996年式タウンエースノア(E-SR40G)のバッテリー交換履歴です。
「5時間率容量」は、その数値を5で割った電流を5時間(12.0V→10.5Vになるまで)使えることを意味しています。 (インジケータ付のバッテリーについて) 古河電池の44B20Rは充電状態がわかるインジケータ付でした(36ヶ月または6万km補償)。 42ヶ月目くらいにバッテリ上がりの兆候(始動困難)がみられたため調べた所、液不足状態でしたので蒸留水を足そうとも考えましたが、思い切って交換しました。 (バッテリーの交換手順) 古河電池のSUPER NOVA-Z(40B19R)に交換しました(2004年11月)。 24ヶ月または3万km補償です。 バッテリーの交換方法が箱に書いてある場合もあります。 この締め付けナットを緩めてマイナス側端子を先に外します。 トリップメータがリセットされますので、燃費を満タン法でチェックしている人は端子を外す前にメモしておきましょう。 端子が固着していたらKURE5-56などで処理してやります。 無理やり外すと端子が曲がったり怪我の原因ですので。 次にゴムカバーをめくって、締め付けナットを緩めてプラス側端子を外します。 取付金具はこのようになっていますので、ナットを少し緩めるだけで外せます。 外した古いバッテリーは、液面がLOWER LEVELに近くなっていました。 カバーをしたままでも液面が判るようにカバーには切り欠きがあります。 バッテリーと取り付け台を取り去るとこんな感じです。 ここもできれば清掃しておきます。 取り付け台の下部には突起があり、ズレないようになっています。 この写真にありませんが、バッテリには取っ手が付いています。 バッテリの重量は10kg近くありますので、取っ手があるものは載せるまで取らない方がよいでしょう。 1〜3型ノアはエンジンルームがスカスカなので、これくらい小さいバッテリなら、取っ手がなくても両手でつかめます。 バッテリを取り付け台に載せてからカバーをつけて取付金具で固定します。 先にプラス側端子をつけます。 最後にマイナス側端子を付けて終わりです。 端子を防錆剤で処理しておくと固着を防止できるようです。 後日緩んだりしていないかチェックしましょう。 工具は安いモンキーレンチだけでも十分です。 タウンエースノア・ライトエースノアのバッテリーの適合サイズは次の通りです。
ディーゼル&寒冷地用(写真右)は非常に大きいバッテリーです。 スカスカに思えたノアのエンジンルームもこれでは窮屈に見えますね。 固定用金具の違いやLLCタンクの不自然な形状の理由もわかると思います。
(おまけ) バッテリーが上がった時にケーブルをつなぐ方法バッテリー上がりの際にブースターケーブルをつなぐ手順を間違えると、感電したり、ショートしたり、引火する恐れがありますので注意しましょう。タウンエースノア・ライトエースノアの取扱説明書には、自車のバッテリーが上がった場合の接続方法が図示されています。
最後にエンジンフック(ハンガー)に接続する理由は、バッテリーから水素ガスが発生していた場合、火花が出て引火する恐れがあるからだそうです。 ブースターケーブルを接続後、救援車のエンジン回転数を2000くらいに上げ、しばらく経ってから自車のエンジンを始動します。 おそらく一発でかかると思いますが、もし何度かやってみてダメなら、ケーブルの接続に問題があるか、ガス欠など別の要因で動かない可能性があります。 無事始動したらケーブルを取り付け時の逆の順番で慎重に外し、電装系は全部オフにして、しばらくアイドリングします。 ブースターケーブルは2000円も出せばいいものが買えます。 ケーブルは、長ければ長いほど、また、対応アンペア数が大きいほど高価になります。 トラックなどを救援しない限り、80Aくらいで十分です。 ブースターケーブルがないときや救援車がいない場合は、JAFなどのロードサービスを呼んでください。 |