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ETC取り付け


ノアにDIYでETCを取り付けていますので、取付方法についてまとめておきます。
ETC車載器はセットアップ済みのものを楽天で購入したものの、 自分で取り付けることにより、工賃を無料にしただけでなく、 使わない灰皿の中に車載器本体を隠蔽することもできました。

ETCゲート通過
料金所を通過するときは今でも緊張しますが、煩わしい料金の支払いや料金所渋滞とは無縁になるので、取り付けてよかったと思います。
Panasonic CY-ET900KD
当初は安いアンテナ一体型の車載器でもいいかなと思いましたが、結局、分離型のPanasonic CY-ET900KD(ブラック)を選びました。
現在は後継機が出ていますが、取付方法などは変わっていないようです。

Panasonicは取扱説明書や取付説明書をダウンロードできますので、 購入する前に使い勝手や取り付け方法について検討できます。

スイッチ類
ET900の本体は72mm×14.5mm×109mmで、薄くコンパクトです。本体には音量とリピート、イジェクトのボタンしかありません。

アンテナとスピーカーが一体
Panasonicの分離型はアンテナとスピーカーが一体になっています。
サイズは36mm×26mm×40mmで、アンテナコードは3.5mあります。

ケーブル類
付属のケーブル・端子類です。
下から順に電源ケーブルの本体側、車体側のACC、+B(常時電源)、GND(アース)で、一番上はアンテナのケーブルです。

Aピラーカバーを外す
アンテナのケーブルを通すためにAピラーカバーを外しますが、その前にアシストグリップを取り外す必要があります。

アシストグリップのカバー
アシストグリップのネジ隠しカバーを外すとこんな感じです。

Aピラーカバーの裏1
Aピラーを外しますが、ご覧のように下部には爪があります。

Aピラーカバーの裏2
上部はクリップで留めているだけなので、引っ張るだけで外れます。

アンテナ配線
アンテナの配線は助手席側からにしました。
助手席側サンバイザーを外して天井カバーに隙間をつくり、そこにアンテナケーブルを滑り込ませます。
アンテナケーブルは付属の両面テープを巻いてボディに固定します。
カバーを戻した時に配線類を噛み込まないよう、慎重にルートを決めましょう。

アンテナ取り付け
アンテナ兼スピーカーの取り付け位置はここにしました。
車種によってはフロントガラスの傾斜角度が問題となり、別売りブラケットでダッシュボード上に設置する必要があります。

使用可能な状態
ETCカードが挿入され、使用可能な状態になると、このように青いインジケータが点灯します。
本体を隠している場合でも、このインジケーターだけチェックすればOKです。

ちなみにエンジン始動時の未挿入/抜き忘れ警告の音声案内は設定でOFFできますので、 その場合もこのアンテナの青いインジケーターの点灯状態を見て確認することになります。

電源取り出し
サブウーファー設置時にオーディオ裏のコネクタに割り込ませていたトヨタ車用「電源取り出しコネクタ」から、ACCと+B(常時電源)を取りました。
配線を間違えたり、傷つけたりすることなく、ギボシで安全簡単に接続できます。





灰皿へのETCの組み込み

わざわざセパレート型のETC車載器にするのなら、本体を隠そうと思ったのですが、現行のノアと違って、灰皿くらいしか隠す場所がありませんでした。
それで仕方なく、灰皿に組み込んでいます。

ポップアップ
灰皿を引き出すとETC本体がポップアップするように組み込みました。

背面の穴あけ加工(クリックで拡大)
まず、ドリルにホールソーやヤスリを装着して灰皿の背面に適当な穴を開け、本体をこのくらいまで突き出させた状態で固定します。

ETCをテープで固定(クリックで拡大)
ETC本体は幅の広いテープで固定しています。
テープが透明なのでわかりにくいですね。

テープの貼り方
こんな感じでETC本体上面にテープを半分貼り付けてから、穴を通して灰皿の底面に残り半分のテープで貼り付け、最後にコネクタ部分だけをカッターで切り抜きます。
ETC付属の金属製のブラケットは使いません。

ETCをタイラップで留める(クリックで拡大)
ストッパー金具にETC本体をタイラップ(結束バンド)で留めています。
ETC付属のタイラップは短いので2本つなげ、金具とETCを束ねる要領で完全には固定していません。タイラップで吊り下げている感じですね。

収納
閉じるとこのような感じでギリギリ収まる位置に調整します。

カード取り出し
カードも簡単に取り出せますし、各種ボタンも押しやすくなります。

ETCを収納すると灰皿内照明が全く無駄になるので、フロントコンソールボックス内の照明に転用しています。


簡易取り付け方法

灰皿の下
ETC導入直後は時間がなかったため、とりあえず灰皿の下に付けました。
この場合、配線の邪魔になるのでフロントコンソールボックスは外す必要があります。

ETC本体取り付け
次に灰皿を取り去った場所に付けました。

灰皿の代わり
カードの取り出しは簡単なのですが、あまり美しくないですね。

意外と目立たない
しかし、意外と目立ちません(^_^;


おまけ:ETC料金割引サービスについて

2006年4月から1万円以下のハイウェイカードも使えなくなりましたので、高速道路で割引を受けたい場合は、ETCにするしかありません。

ETCマイレージサービス
ETCを利用した金額に応じてポイントが還元(無料通行分)されるサービスです。
申し込まないと割引が受けられないのは不親切ですね。
マイレージくらいは申し込まなくても利用できるようにしたり、割引率をもっと上げるなどしなければダメでしょう。

楽天などのキャンペーン取扱店でセットアップ済みETC車載器を購入し、自分で取り付けるのが、おそらく一番安いでしょう。


セットアップについて

ちなみにETCを使うには「セットアップ」と呼ばれる登録作業が必要です。
ETC車載器と取り付ける自動車との組み合わせを一般財団法人 ITSサービス高度化機構 ITS-TEAに登録する作業です。
(ITS-TEAは、2014年9月にORSE(道路システム高度化推進機構)から名称変更した組織)

セットアップはETC料金所で支払う金額を決めるためだけでなく、ETC車載器を他車種に載せ替えて料金をごまかす不正対策のためです。
載せ替えは絶対にバレる仕組みがありますので、やめましょう。

車両情報は暗号化されてETC車載器に書き込まれるため、ETC車載器の載せ替えは再セットアップ(有料)が必要です。
販売店としてはETCのセットアップ用機器を購入したり、手数料をITS-TEAに払う必要があるため無料にできないようです。

セットアップ済みの車載器は楽天などで買えますが、車検証に記載されている情報をショップに送る必要があります。



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