HOMENOAH>タイヤローテーション

タイヤローテーション


ノアの取扱説明書では、タイヤの偏摩耗やタイヤ間での摩耗差を
防ぐために、5,000km毎のタイヤローテーションを勧めています。
以下1〜3型までのノアのタイヤ交換についての説明です。

工具収納場所
工具は助手席のステップに収納されています。
ジャッキは少し縮めないと取り出せません。

工具一式
車載工具はパンタグラフタイプのジャッキとレンチだけです。
十字レンチの方が作業が楽なので別途用意しましょう。

フックを緩める
バックドアを開けたところにあるボルトを時計の反対周りに回してフックを緩めます。

フックを外す
タイヤを載せているフレームを押し上げてフックを外します。
外せないようようならボルトをさらに緩めます。

タイヤ収納場所
フレームをおろすとスペアタイヤが出せるようになります。
スペアタイヤは標準タイプなので、スチールタイヤでは
ローテーションに組み入れることができます。
(空気圧が低くなっていることが多いので注意!)

輪止め
ジャッキアップするタイヤの対角の位置にあるタイヤに輪止めします。
取扱説明書には輪止めを使うように書いてますが、車には付属していません。
そこでエーモンの折りたたみタイプ(E-186タイヤストッパ−:400円)を使っています。
滑りにくいゴム製の方が安心感があるかもしれませんね。

ホイールキャップを外す
付属のレンチでホイールキャップを外します。
外したホイールキャップは邪魔にならない場所へ置きます。

ジャッキをセットする
ジャッキアップする前にホイールナットを軽く緩めておきます。
車載のレンチよりも市販の十字レンチを使った方が楽です(ソケット径は21mm)。
ジャッキを組み立てて所定の位置にセットします。

ジャッキセット位置
ジャッキをセットする場所はジャッキに表示されています。
タウンエースノアの場合、後輪のジャッキアップポイントが
2WDと4WDでは異なるので注意しましょう。

万一に備えて
ジャッキアップはタイヤが1〜2cmも浮けば十分です。
あげ過ぎても意味がないだけで危険ですので、やめましょう。
万一に備えて、外したタイヤはボディの下に半分だけ入れます。

ジャッキアップした車の下には絶対に頭を入れないでください。
毎年のようにジャッキが壊れて怪我をしたり亡くなる人がいます。
車載ジャッキは簡単に壊れるものだと考えておいた方がいいと思います。

車載ジャッキを使用する際の安全性(国民生活センター)


タイヤの状態を確認
外したタイヤの状態を確認します。
偏磨耗で左側の溝が浅いことが判りますね。

たとえ溝があってもスリップサインが出たら終わりです。
スリップサインの位置はタイヤ側面に△マークで分かります。



(スチールホイール装着車のローテーション)
スチールホイール装着車
1〜3型ノアのスペアタイヤは純正スチールホイールと同じなので、
5輪を混ぜてローテーションすることができます。

(アルミホイール装着車のローテーション)
アルミホイール装着車
スチールホイールのスペアタイヤは、ローテーションに混ぜて使えません。
ちなみに現行ノア(4型以上)もスペアタイヤがテンパーなので4輪ローテーションです。

駆動方式(FFとFR)でローテーション方向を変えるという説もあるようですが、
メーカーや車種次第のようです。少なくとも新旧ノアはFRとFFでも同じです。

また、タイヤの回転方向が指定された方向性パタンのタイヤは
前後でのローテーションしかできませんので、注意してください。
(クロス方向のローテーションはできません)

ミニバン専用タイヤは内側と外側の指定があるものが多いので、
クロス方向のローテーションは問題ないのですが、
ホイールにタイヤをハメ替えた場合は要注意です。

以前、タイヤがパンクした際、5本で変則的なローテーションを行っていました。

ホイールをセットする場合は、浮かせた状態では軽く締め、
ジャッキを下ろしてから増し締めしていきます。
レンチを踏んで締めるとボルトをねじ切ることもあります。
(締めつけトルク:約103N・m{1050kgf・cm})

ボルトやナットは時計回りで締まり、時計の反対回りで緩みます(^^;

十字レンチで締めてからトルクレンチを使って規定のトルクで締められているかチェックします。
トルクレンチを使うまでは勘で締めていたため、トルク不足気味になっていました。

また、トルクレンチでの最終チェックは締め忘れの防止に効果があります。
一度締め忘れて、走行中の異音に気付いて事なきを得たこともありました。

トルクレンチはソケットと組み合わせて使います。
ホームセンターなどではセットで売っていますね。

トルクレンチとソケット
↓合体
トルクレンチ&ソケット

(トルクレンチ)
TR-80 台湾製 1.9kgm〜11.0kgm 微調整タイプ
ルビコン商事 9.5mmSQ 全長350mm
購入価格\3,129(税込み)@ダイクマ

主目盛りは0.7kgm毎で、副目盛りは7分割されているため
1目盛りは0.1kgmになるはずですが、取扱説明書では
5分割で1目盛り0.14kgmの設定例が記載されています。

また、kgm目盛りの反対側にはNm目盛りがあるものの、
1kgm=10Nmで換算されているようです(本当は1kgm=9.80665Nm)。
精度±4%なので、誤差範囲とはいえ、どちらで設定したらいいか迷います。
とりあえず、規定の10.5kgmに設定しました。

安物ですので、校正しないで使い続けるのは少し不安ですけど、まあジレンマですね。

(ソケット)
エーモン アルミホイール用ソケット1351 22mm
購入価格\609(税込み)@Jms
外径28mmの薄口タイプです(薄口=仮締め向けらしいです)。


noahnoah研究所